[本] クロスイッチ 電通式クロスメディアコミュニケ-ションのつくりかた

()

クロスイッチ 電通式クロスメディアコミュニケ-ションのつくりかた

クロスイッチ 電通式クロスメディアコミュニケ-ションのつくりかた
電通「クロスメディア開発プロジェクト」チーム (著)
ダイヤモンド社 (2008/8/29)

 

クロスメディアとメディアミックスの違いがわからない人は読んでみる価値ありだと思います。
 
クロスメディアについて詳細に書かれています。
 
様々なメディア、コンタクトポイントがある中でどうメッセージを発信していけば消費者に刺さるのか。
 
ターゲットユーザーの意識、生活感、嗜好に沿ってベストな伝え方を考える上でクロスメディア戦略というのはもはや当たり前のような時代。
 
家でテレビを見る、電車の中吊り広告を見る、スマホサイトを見る、会社でネットする、町中で街宣車を見る、いろんな露出があります。
 
一人一人が様々なものと日々触れ合っている。
 
それらあらゆるものを含め、ターゲットユーザーはどこでどう伝えるのがいいのか考え、コンタクトポイントごとに訴求内容を変えて能動的行動を取ってもらえるよう仕掛けるのはとても面白いことだなと感じました。
 
ただ、本の中で紹介されている事例はちょっと規模がでかすぎるのが多くて、また電通のメソッドや社内ツールの活用とかが前提になっているのであまり真似しようと思ってもそう簡単に真似できるものではないです。
 
大手広告代理店に勤める人はいいけどそうでない人はふ〜んという感じにもなってしまうかも。
 
じゃあWeb屋さんにはあまり参考にならないかと言ったらそうではなくて、依頼された仕事がクロスメディア戦略中での、Web部分のお仕事かもしれないし、そもそもweb屋だからwebだけ見てればいいということには当然ならない。
 
クライアントから与えられた課題を解決するにあたって、何をすれば一番効果的なのか?と考え、問題を解決していくことがあるべき姿であり、うちはWeb屋だからWebありきで考えますという思考に陥っているのはとても残念。
 
とても狭い考えであり、いろんな面白いことが出来るチャンスを逃しているかもしれない。
 
そもそも今回の課題は何がいいのか考えたときに、もしかすると街の看板広告を1つ変えるだけで世の中に大きな影響を与えることができるかもしれない。それはweb屋だって提案できるはず。
 
そんな成功事例も載っていて面白い。
 
クロスメディアありきの考えになるのもいけなくて、あくまで何をすれば一番効果的なのかということから考えるべきと。
 
ロングエンゲージメントの本といっしょに読むと面白いと思います。
 
あの本では何をすれば一番効果的なのかという部分をものすごく深く掘り下げてくれているので。
 
広告業を生業としている人にはおすすめです。
 
とにかく広い視野を持って仕事しなきゃなという気分にさせてくれる本です。
 

戦意

© 2012 戦意