[本] UIデザインの基礎知識

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UIデザインの基礎知識

UIデザインの基礎知識
古賀直樹(著)
技術評論社 (2010/4/23)

 

アプリを作りたくてUIに関する本を読もうと思い読んでみた本。
 
デザインやUIの理論に関して書かれた本でこんなに面白い本は久々です。
 
アプリケーション開発者向けに書かれた本ですが、デザインに関するいろんなことが体系立てられて整理されています。
 
なんでこのデザインじゃなきゃいけないのかと誰かに説明するときに必要なロジックがたくさん詰まっています。
 
アプリ開発者だけでなく、Webデザイナーもこの本を読むと目から鱗的な発見が多々あるはず。
 
個人的にヒットだったのが、コラムが異様に充実しているところ。
 
・ディスプレイより紙で確認する方が人間は何倍も誤りを多く発見できるのはなぜ?
・時計の針はなぜ右回り?
・人間が識別できる色数は?
・キーボードとマウスはなぜ今も使われ続けている?
・キーボードのキーはなぜあの並び順?
・ウィンドウズのシステム停止警告画面はなぜ背景色がブルー?
・RPGゲームで4つの道が分かれていたら次に進める道はなぜ一番左に来ない?
・暗闇で顔に下から光を当ててオバケだぞーとやるけど上から光を当てないのはなぜ?
・人はサイトの表示、レンジ、信号、エレベータでそれぞれイライラせずに待てる時間は?
・マジックナンバー(人間は一度に5〜9個しか情報を処理できない)の理論が必ずしも当てはまらない時は?
・ATMのテンキー配置順の理由
・銀行ATMはなぜ先にキャッシュカードが出てくる?
 
その他黄金比率、フィボナッチ数列、アフォーダンス、配色技法、レイアウト技法、インタラクション含め、ユーザーにとって最適なインターフェースはどうあるべきかという話が本筋の中でとてもわかりやすくまとめられています。
 
かなりの名著ではないかと思います。
 
これからアプリを制作していう上での何度も立ち返れるバイブルとしての存在感を感じます。
 
いろいろと再認識させられる点が多々あり、おっとこれ知らなかったのヤバいなというところも結構あって改めて基本を見直せました。
 
参考文献にまとめられている本も面白そうな本ばかり。
 
装丁はやや固めですが、デザインの基本は大丈夫!と高をくくっている人、デザインに関わっている方は一読の価値ありです。

戦意

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