[本] Web情報アーキテクチャ―最適なサイト構築のための論理的アプローチ(第2版)

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Web情報アーキテクチャ第2版

Web情報アーキテクチャ―最適なサイト構築のための論理的アプローチ
ルイス ローゼンフェルド (著), ピーター モービル (著), Louis Rosenfeld (原著), Peter Morville (原著), 篠原 稔和 (翻訳), ソシオメディア (翻訳)
オライリージャパン(2003/08)
 

シロクマ本と知られ、業界的にWebディレクターならこの本読んでるよね的な空気がありながら、全然読んでなかった本。
 
最初の100ページくらい読んで、普段業務で聞き慣れない横文字のオンパレードで読みづらく、引用サイトも古くて飽きて放置してました。
 
でも4,620円もしたんだし、入院している今のこの本を読まざるを得ない状況でないと読まない気がしたので、改めて読みました。
 
一つわかったことはこの本はすごくWeb制作において重要なエッセンスを伝えようとしてくれているのだけれど、翻訳ならではの読みづらい言い回しだからか1度読んだだけではなかなか理解できないということ。
 
2003年に発行されているので引用されているサイトが古く、かつ海外サイトなので実際に見ることができないのが、なおのことイメージしづらい。
 
出てくるツールなども大分古い。
 
わからない横文字を都度調べる根気が必要だけれど、最後まで読めば、この本に立ち返る必要性は十分感じられます。
 
約450ページある中で、目に見える成果物であるワイヤーフレームなどの話が出てくるのは後半にさしかかる288ページ。
 
いかに制作に入るまでの調査・戦略、そして情報アーキテクチャが大事かというのがこの本の構成でわかります。
 
クライアントはビジュアル的な話をすぐにしたがるかと思いますし、制作サイドの人もビジュアル的な面にばかり気がいってしまいがちです。
 
そこに一番時間をかけるのではなくて、情報アーキテクチャの重要性をクライアント/制作サイド双方がしっかり認識した上で、いかに制作実作業前の「目に見えない部分」に精力を注ぎ込むべきか、その点が徹底的に解説されてます。
 
クライアント側のWeb部門担当の人にも読んでもらえるといい本ですね。なかなか難しいでしょうけど。
 
「ワイヤーフレームやインターフェースデザインに時間がかかる。」
 
それは本来ページの目的や意図、ターゲットユーザー、前後の文脈、導線設計などをしっかり抑えておけば自ずと方向性は限られてくるわけで、ここが決まらないというのはそもそものゴールが見えていないと言うか、与件の整理が出来ていないわけですね。
 
2回目の挑戦でこの本がバイブルとなっている理由が少しわかりました。
 
できれば第3版が出てほしいところです。もっとわかりやすい日本語に修正して。最新の情報盛り込んで。

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