六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?
()初めて森美術館行きましたよ。
結構広いですね。
このイベント、グッと胸に刺さってくる作品ありました。
現代社会の抱える問題をテーマにしたものばかりですから、身近です。感じやすいんです。
今までインスタレーション系の展示会はそんなに数多く行ったことはないのですが、インタラクティブ感をもってして、
ダイレクトにメッセージが伝わってくるこの感じがたまらないですね。
入ってすぐに展示されている照屋勇賢さんという方の、Notice-Forestという作品からいきなりガツンときますよ。
大量消費社会の構図を現出していると評されている作品のようで、マクドナルドの紙袋の側面を切り取って、それで紙袋の中に木を立てるもの。
大量消費社会の中で、いろんなところで紙が使われているけど、そもそもそれは森から生まれたものだし、その森がどんどん失われていることの意識が希薄すぎることへの警鐘っていうか、そんな感じのメッセージが紙袋を覗き込んでみることで、感じ取ることができます。
この、覗き込んでみるというインタラクティブ感がとてもいい。
そのほかにも
人里離れた山奥の小屋で、ミチコさんというおばあちゃんが教会を運営している姿を描いた「ミチコ教会」、「協働」をテーマに、ひたすら巨大な木の構造物を作り、それを屋外に持ち出しては大勢で引っぱり倒す、というぶっ飛んだ企画をやり続けている加藤翼さんという方の作品など、みごたえのある作品が多数ありました。
加藤さんはご自身のyoutubeチャンネルで一部作品を公開されているようですね。
とにかく身近なテーマを扱っている作品ばかりでメッセージがガツンと伝わってくるので、美術館でバックグラウンドがわからないまま宗教画を鑑賞するのとはわけが違うんです。
そんな意味では、普段美術館に行かない人も十分楽しめるんじゃないかと思います。
この会場の下の階ではボストン美術館展も開催されているので、併せてみるのもいいと思います。
ただ、両方見たら相当疲れると思いますけどね。
【参考記事】
●「不完全の映像美」八幡亜樹さんと「一体感アート」加藤翼さん
●オーラ快談 37

