[映画] 悪人
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※注意:核心部分に触れます。
iPhoneアプリで読んだ原作にめっちゃハマって、いつか観ようと思ってみた映画。iTunesレンタルで観たんでAppleさんにはだいぶ利益提供してますよ(笑)
第34回モントリオール世界映画祭で深津絵里さんが最優秀女優賞を受賞したことでも話題になりましたね。
原作に忠実な感じでした。
お前が悪いだろっていような悪人がいっぱい出てくるわけですが、人を殺さなければその人は殺した人と比べれば悪人ではなくなるというような点が、この世界で生きて行く上での不条理というような感覚に陥りますね。
妻夫木君演じる祐一の立場は肉体労働者で、誰が決めたわけでもないのに、勝手に社会的弱者のような目で見られる。前提からいって悪人になりやすい。
そこにつけこみ脅されて、人生が破綻させられようとも、周囲は彼を信用しない。
自分が祐一の立場だったらどうか。そこが肝。
彼は年寄りの介護も進んで行う心優しい青年だった。そんな彼も簡単に犯罪者にでっち上げられる。
はたして本当に彼は悪人なのか。
そんなことを考えさせられる。
彼が女を殺さずに否認したらどうなっただろうか。社会は彼を認めるのか。
恐ろしいことですね。
無罪であれ、どうせやったんだろ的な目で見られたりする…。
人間の弱さを痛感するような感覚に陥ります。
深いです。とても。
人間すべて悪人と言われているような感じもして。



