[映画] 借りぐらしのアリエッティ

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借りぐらしのアリエッティ

 

※注意:核心部分に触れます。
 
2010年の邦画興行収入No.1ということで、やっぱ見ておかなきゃなと思いやっと見ました。
 
いつもながらジブリならではの繊細なすごく美しいアニメーションですね。風景がほんと生き生きしてて、そこだけでも十分見入ってしまいます。
 
小人のアリエッティは絶滅危惧種に指定されている野生動物の象徴なのかな。
 
絶滅危惧種は人間達が勝手に住んでる環境を破壊するから絶滅するのであり、そのネーミングもずいぶん人間側視点の都合のよいネーミングだと。
 
家政婦のおばさんが不可解なまでに小人を邪険に扱い、小人の生活が危機に晒されようとするのも、そういうことなのか。
 
そう考えていたところで、ここ数年で動物が山から下界におりてきて、射殺されるようなニュースを聞きますが、そのことが思い浮かびました。
 
お互いの住む世界があり、それぞれの秩序を乱すような関わり方はすべきでないのに、それがうまくいかない。
 
自然界の秩序が乱され食糧を得られなくなった動物達は人間界から食べ物を得ようとする(いや、本当にそうなのかよくわかりませんが)
 
見つけた人間は射殺する。
 
心優しい翔のようにむやみに助けようとして、かえってそれが仇となるのも、人間が動物達に餌を与えてそれが結局動物達にとってよいことにならないことに繋がります。
 
最終的にアリエッティと翔はお互いに感謝していますが、結局アリエッティ家族は借りぐらしを一生強いられるとなると、絶滅危惧種に人間がどんなに優しくしたって、自立して生きていくことはすでにできないし、もう手遅れなんだよ、そうなる前に手を打とうよというメッセージとも捉えられなくないのかな。
 
絶滅危惧種がよくニュースで取り上げられて、頑張っている姿を見て、人間が感動するのもある意味すごく無責任な行動と見てとれます(動物が人間界に出没してしまうのが、環境破壊によるものであればですが)
 
人間界、自然界で共存を図っていくのがこの地球上でのあるべき姿。
 
人間に見られてはいけないという小人の掟もそういうことですかね。
 
深読みしすぎですね。あんまり考えないようにします。
 
いつもジブリ作品は自然との関わりかたについて考えさせられますが、実際にどう行動に移したらいいのかわからないまま何もせず終わるんですよね…。どうしたらいいんだろう。
 
予告編は以下です。
 

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