[映画] 風が吹くとき

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風が吹くとき

 

不朽の名作のようですが、iTunesで発見して、初めて知りました。
 
これはまさに今日本人が見るべき1本なんでしょうね。
 
核があるこの世の中の恐ろしさを、イギリスの田舎で理想的で静穏な生活を営む老夫婦の生活を通して訴えかけられます。
 
今もし突如、北朝鮮が核ミサイルでも発射して、日本に落ちたとして、生き延びた場合、その時自分の判断でしっかり生きれるのか。
 
福島原発の事故があってもなお、もう一度同じことが起きてしまった場合、自分はどう行動したらいいのかわかったのか。
 
政府の言うことを鵜呑みにして生きていけるのか。いや生きていけない。
 
この映画の主人公夫婦のように、だまされて何も知らないまま死んでいくだけ。
 
かわいらしいタッチのアニメーションで夫婦の仲睦まじい姿が描かれるがゆえ、余計につらい。
 
何の罪もなく、幸せに生きている人の命が奪われる戦争の惨さももちろん伝わってきます。
 
しかしそれ以上に、東京にいるとどこか平和ボケしてしまうこの感覚に警鐘を鳴らしてくれることの意味が大きかったです。
 
HTML5だ、Facebookだ、マルチデバイスの時代だ、今年にはiPad3が出るかもしれないと騒ぐのもいいけど、ある日突如、「今日本に核ミサイルが向かっています。あと5分後に落ちてきます」となったらどうなるんでしょうか。
 
元も子もありません。インフラが壊滅して、インターネットも役に立たないでしょう。
 
放射能の対策、どうしたらいいのか調べようにも遅いです。
 
って大げさな話ですが、現状起こりえるとわかっているリスクくらいしっかり把握し、政府に翻弄されずにある程度自分の判断で強く生きていかないといけない。
 
5分後に放射能が降り掛かる。そうなったとき自分はどう行動するか。明確な答えを出せない方は見るべきかもしれません。
 
「本作は反核を宣伝するためでも、特別な政治的意図に基づいたものでもない。核戦争が起こったらどうなるのか、その警告がどう取り払われるのか、人々は次に何をするのかを描きたかっただけだ。この老夫婦はイギリスの労働階級の典型的な人々である。誰もが彼らと同じで、私の両親がまだ生きていたら、彼らのように行動したに違いないだろ」
レイモンド・ブリッグズ(原作)
 
↓Youtubeで全部観られるっぽいですね。
 
風が吹くとき  (日本語吹替版)

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