眼科というインタラクティブスペース

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眼科を変えた。

なぜなら、今までの眼科だとコンタクトを指定されたお店でしか購入できず、一般的な市場価格よりかなり高い金額で買う羽目に陥っていたから。

眼科と地元ショップの癒着。

そこで、処方箋をくれて外部の激安ショップで買ってもいい形式を取っている眼科を探し、もう10年以上振りに眼科を変えた。


そこがものすごい世界に感じた。


まず先生がおじいちゃん。


さすが機械に頼りすぎず、目視重要視。

診察時、機械での検査を終えると、すぐ目視で目の状況を確認する。

ただ、あまりにも顔が近すぎる

妙な緊張感が走った。

すべてを覗かれているような感覚。

見ないで、見ないで!そんな恥ずかしいところを!ってなりそうな。



そして、診察を終え、視力検査へ。

待合用ソファーに腰掛け、ふと視力検査している人に眼を向けると、なんだかハイテンションな世界になっていた。


真っピンクの縁をした視力検査用のメガネをしているおばあちゃん。しかもパンチパーマ風。


マイケルジャクソンのモノマネをいきなりし出して、

「上、下、右、フォー!!!!」とか言ってもおかしくない様子だった。


なんでピンクにする必要があるんだ...。

視力検査用メガネに余計な塗料使ってコスト上げる必要などないではないか...。

謎。


さらに、

先生の方に眼を向けると、どうやら50代の禿げ上がったおじさんが診察を受けている。

受け答えがハキハキだ。

見事なコミュニケーションをした後で、やはり先生が顔を近づけておじさんの目を覗き込む。


客観的に見てみると、とてつもない光景に見えた。


禿げたおじさん二人が顔を近づけて見つめあっているようにしか見えない。

しかも先生はよく見ようと目をほそめてしかめっ面しているから、文脈を無視すれば

いい年したおっさん二人が真剣ににらめっこしているような光景に見えてくる。

とっさに顔を背けた。

笑いをこらえきれなかった。負けた。



視力検査の順番になると、お姉さんがメガネをかけてくれる。


「はーい、じゃあこれは?」

「見えない?じゃあこれ入れたら見えやすくなるかなー?」

「変わらない?そうよねー。」

「じゃあこれ入れたらどうなる?」

「少し見えるかなー?そうよねー」


コールアンドレスポンスしつつ、レンズを入れて新世界を覗くインタラクティブワールド。

視力検査になんでこんなわくわくしてんだろ。もっとこの時間が続いてほしい。

いや、おかしいぞ。


検査を終え、ソファーで座って待っていると、突然お姉さんが真横に腰掛けて、いろいろと説明してくれる。

前ではなく、横に来られるとドキドキだ。そういうメカニズムが人間にはあるのか。

テーマパークかこの眼科は。ドキドキわくわくが絶えない。


この日の発見、何かに使えそうだ。


日常に笑いの種はいっぱい落ちてる。確実に拾っていきたい。

戦意

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